ピアノを知る。
年中のあやちゃん。
ピアノを始めて、5ヶ月が経ちました。
始めた頃は、レッスンが終わると「あ~、お家に帰ったらすぐに弾きたい!」と言っていましたが、最近では「っは~、疲れたぁ!」と言いながら、椅子を降りるあやちゃんです(*^^*)
とらえ方によってはマイナスな言葉に思えますが、あやちゃんの「疲れた~」は、成長の証です。
レッスンを始めてしばらくは、ピアノを弾いたり楽譜を見て歌ったり、レッスンという特別な時間を持つこと自体も嬉しく楽しいものです。
この頃は周りも驚くくらい、夢中になってピアノに向かいます。
誰でも好きなことや楽しいことなら、疲れも感じないくらい夢中になれた経験があるでしょう。
でも、少しずつ扱う音や小節数が増え、左右の手で違う作業が必要になってくると、今までのようにはすぐにこなせないようになってきます。
夢中ではなくて、集中しないと弾けなくなってくるのです。
己の欲望に素直でいられた「夢中」と、欲望に制限をしなくてはいけない「集中」への切り替えが必要です。
楽しくってたまらない「夢中」とは違い、「集中」はとてもくたびれますね。
でも「集中」に伴う疲れは、快い疲れです。
この疲れの後の、本当の喜びや楽しみは格別ですからね。
ピアノを知ると、「楽」と「楽しい」の違いを知ることにもなります。
幼いうちから「集中」すること、快い疲れを経験することは、とても大切なことだと思います。
そしてこの頃からの親御さんの声掛けは、上手く弾けたか弾けなかったかではなくて、練習をしたという経過を褒めてあげるようにしてくださいね(^^)/
グランドピアノの中がどうなっているか、ず~っと気になっていたあやちゃん。
蓋を開けると「おお~!!」と目がキラキラ!
あやちゃん、鍵盤を押すと何やら白い物(ハンマー)が上がってくることに気付きました。
弾き手は上から下へ打鍵することで音を出しますが、実際は、ハンマーが下からが上へ跳ね上がり弦に触れることで音がでていることを簡単に説明しました。
弾き手の動きと、音が出る現場(蓋の中)で起きている動きは、全く逆なことに驚くあやちゃん(*^^*)
その日のレッスン、あやちゃんはいつもより軽やかなタッチでピアノを弾いていました。
そしてまだまだ、ピアノのことを知りたそうでした(^^♪
これからも、中が見たい!とリクエストされたらすぐ蓋を開けられるように、ピアノの上の山積みの楽譜や資料を片付けたいと思いま~す(^^ゞ