指くるくる。
昨日、夕食の準備をしていたら「ピンピロピン♪」と携帯メールが届きました。
手が泡だらけだったので、側にいたカノンにメールを開いてもらいました。
「ママ!ささパパさん(大人のピアノ生徒さん)が、指くるくるしていいか?って!」
「えぇぇ?指くるくる~???何のこと~!?」
以下、ささパパさんからのメールです(^^)
先生、こんばんは。
雪が大変ですね~~
で、質問です。
Gの左手のアルペジオの指運びが分かりません。
指くるくる回してでいいんでしょうか?
時間ある時に教えてくださいm(__)m
↓添付写真
ささパパさん、お仕事から帰宅して、夕食までの間に練習されていたのでしょうか(*^^*)
もちろんすぐに、指番号を返信しました!
指くるくるでOKです!
前回のささパパさんのレッスンは冬休み明けでした。
冬休み中に出した宿題以上に「譜読み~両手奏」までを一人で進めてある箇所があり、ささパパさんの成長に驚き、感動しました。
ささパパさんは、大人になってゼロからピアノを始められました。
いつも感心させられるのは、どんなに忙しくてもご自分で目標を設定し、それを達成させるべく努力されるところです。
「譜読力を上げたいです」という希望があった時、ゲーム好きなささパパさんには、タイムを計りながら解く音符ドリルを使いました。
その次は、音符がある程度「かたまり」で読めるようになるために、初見奏の練習を取り入れたこともありました。
そしてバランス良く技術力と音楽力を身に付けていただこうと、チェルニーを使用しました。
「子どものための~」が付く教材を大人の方に渡すのは気がひけるのですが、「いつまでも子どものような純真な気持ちを持つ大人の方にもお薦めな~」という解釈にして渡しました(^^ゞ
初歩のチェルニーは、1曲が8小節~16小節しかなく、シンプルな曲の構成や和音の移り変わり(カデンツ)を体に叩き込んでもらうためにも大変有効な教材です(^^)
とにかくハ長調、同じ形式ばかりの曲が続きます(^^ゞ
でも、ただ正確に機械的に弾いていては意味がありません。
たった8小節の練習曲でも、美しく音楽的に仕上げることが何より大事!
「譜読み~美しい仕上げ」までの工程をたくさん経験すること!
ささパパさん、約一年で1冊、終えました。
冬休み明けのレッスン。
そうやってコツコツと積み重ねてきた努力の結晶が、ささパパさんの演奏の中に形として表れていました(^^)/
前にも書きましたが、大人の生徒さんにも好きな曲だけではなくて、基礎力、応用力アップのために練習曲にも挑戦していただきたい!と思っています。
生涯、長くピアノを楽しめるように、みなさんが一人で譜読みから音楽を作っていけるよう、お手伝いします。
指くるくる・・・、教室内で流行りそうなフレーズだなぁ(^^)